秋山尚徳の鈴鹿ロードレポート

チームTT


遅くなりましたがシマノ鈴鹿が8月末にありました。
チームmasahikomifune.comからは臼井・大塚・南谷・笹井と私、秋山が出場してきました。
今回のシマノ鈴鹿では私たちのロードフレームCOPPIを提供して戴いている城東輪業社ブースの隣りに
チーム用のスペースを作っていただいたのでそこで控えていました。
初日のチームTTには私と臼井・大塚・南谷の4名のチーム編成での参加となりました。
チームTTはチームワークがものを言う競技です。私達のチームは鈴鹿までに4回チームTTの練習をし
今回はこちらもカワシマサイクルサプライよりチームに提供して戴いているProfile DesignのCarbon Strykeを4人全員付け
ディスクホイール・バトンホイールも3名分借り受けられて走れるという豪華機材での出走でした。
ここまでなると言い訳は出来ません。
とにかく4周回するうちの2周回まではせめて4人が一緒に行こうと決めてスタート位置に着きました。
今回のシマノ鈴鹿はホームストレートが海からの強烈な風が吹いていたのでスタートは追い風でした。
ディスクホイールは初めの加速がしんどいと聞いていたのですが、追い風のおかげでスタートの加速が思っていた以上に楽で
言われていたようなディスクホイールのデメリットはあまり感じられませんでした。
初めの周回は限りなく7分15秒前後に持ってくる事が目標です。
三船さんからは7分フラット!と言われてましたが今の現状からは厳しいものも有るので+15秒前後と決めてました。
シケインまでの立ち上がりまで私が行きそこからはローテーションを開始しました。
後ろから見ている限り南谷選手がしんどそうです。
ヘアピンを過ぎてダンロップカーブからS字に入りホームストレートの上りに帰ってくる頃には辛そうだった
南谷選手がついに千切れてしまいました。
しかし!残りはまだ3周です。3人で3周となると単純計算でも1人1周。。。
かなりきつい状況に陥ってしまいました。3人だとその分休む時間も短くなり引く時間ももちろん多くなります。
そう考えると非効率になること間違いなし。
しかし3人でやるしかない現実、、、3人目のタイムがゴールタイムになるので、今持てる力の全力で行きました。
大塚選手に後で聞くとラップタイムは最初の1周とさほど違いは無かったようです。
しかし苦しい事に変わりなくタイムは32分台と目標としていたタイムより悪く結果も9位。
いろいろ機材提供して頂いている上でのタイムで納得がいくものではありませんでした。
しかし、6位までのタイム差が1分も違ってなくて、あと1人残っていれば・・・と悔やまれました。
会場を夕暮れ前に離れ、次の日の国際ロードにも参加する選手は四日市で宿泊しました。
国際ロードは、臼井・大塚・笹井・秋山の4選手で参加です。
翌日、私たち宿泊組は9時頃に会場入りしてました。
2日目とあって来ている選手の方々も初日よりは少ないかな?と感じました。
シマノ鈴鹿の名物レースである国際ロードは昼も過ぎて14時45分スタート。
しかし、時間が遅い事もあって、同じく別レースで参加していた私の大学時代所属していたクラブのみんなが
レンタカーの返却の都合で帰ってしまうと言うので少々残念な思いでした。
東京の方面から来ている方などでも、見たいけど見てしまうと・・・
と思われている方も多かったのではないでしょうか。
国際ロードは200人強の出場でした。
鈴鹿サーキット一周約5.8kmのコースを10周回します。
この日も相変わらず海からの風がキツくてスプーンカーブからの向かい風方向は集団ペースが落ちました。
昨年よりは周回ペースは風のせいで落ちてたのですが、今年は逃げが出来ました。
その逃げは追い風のホームストレート辺りで出来て、スプーンカーブ辺りで決定的になりました。
集団がいつもなら追うのですが今年はタイミングの悪い場所で猛烈な向かい風が発生していた事もあり
牽制のオンパレードです。
何人かは前で懸命に引っ張るのですが1人では続かないですしその選手自身も終ってしまいます。
逃げているメンバーにしてみたら、やはり逃げようという意志疎通が図られているので
牽制の入っている集団からは逃げやすかったようで中々差が詰まりません。
集団側もこのまま終らせたくないという気分の選手とと諦めている気分の選手とが入り交じり複雑な模様です。
最大35秒まで詰めた事もありましたが、結局結果をみると逃げ切り勝ちでした。
集団が牽制に入っていたのは、逃げ集団に有力チームのほとんどが乗っていたためにそのチームは
引かなくていい状態だった事が1つにあると思います。
そういう状況のときにこそ私達のような逃げに乗っていないチームが集団を引っ張らないといけないのですが、
普段やりなれてないので実際いざ!!という時に出来ないものですね。。。
いつも課題が・・・と言ってますが、鈴鹿ではこれからどのようにチームを持っていかないといけないのか、
チームTTからも国際ロードからも良いテーマ・課題が与えられたように思いました。
今後ともますます成長していきたいと思います!
応援ありがとうございました。

秋山尚徳