秋山尚徳の全日本実業団対抗ロードレースレポート

全日本実業団in石川


9月2日に福島県石川町にて全日本実業団対抗ロードレースが開催されました。
このレースは実業団の中でも距離もレベルも最も高いレースの一つで最重要な大会となります。
しかしここ石川町は、関西からは一番遠いレース会場とも言える場所で車で10時間は掛かります。
私達の出発は早朝4時と早いものとなりました。
Team masahikomifune.comからは大塚・豊岡・秋山の3選手が参加してきました。
豊岡選手は金曜日、土曜日とピストの大会に出場しての日曜日ロードレースとなりました。
豊岡選手の結果から先に言いますと男子に混じってBR−2でのレースの出走で88人中45位完走でした。
昨年の青木湖周回の大町とは異なりアップダウンの連続で周回を重ねるごとにジャブのように効いてくるコースです。
男子でも難コースの今大会の完走は大健闘だと思います。
私の方は、毎年7月に同じコースで開催されている実業団の大会石川ロードの先々月にあった大会で完走を果たしているので
大会と同じ9周回までは絶対に離れる事は無いと思っていたのですが今回はさらに4周回多い13周回なので
残り4周回がネックになるだろうとの予想を立てていました。
そしてメインイベントとなる私たちのレースは学法石川高校前をスタートして周回コースに入ります。
早くも序盤から逃げようとするメンバーが前で動いてます。
ここ最近の実業団レースの定説通り、初めの3周回まではラップスピードが速かったです。
しかしこれはいつもの事なので心構えも出来ているので、焦りも無くクリアしました。
どうも3周回辺りで決定的な逃げが出来たらしく集団も一旦落着きました。
でも差がどんどんと開いていくのでやばいな・・・と思っていたら集団も前との差を徐々に詰め始めました。
決定的に詰めるのではなくあくまでも時間差を保った詰め方でした。
残り周回5周回目あたりから急激にペースがアップしました。
今までなら2分差だったのか戻ってくると1分差となりついには吸収したようでした。
私は5周目のペースアップには何とか着いていく事が出来たのですが
残り3周回目辺りでのペースアップに対応し切れずに終わってしまいました。
ペースアップというよりもラップタイムが全然落ちずに周回を重ねるので、無駄に動いていたりするなど
変なことをして足が無くなった選手は付いて行けないんですよね。。。
結局降ろされたのは残り周回1周半・・・
BR−3より特別昇格したばかりの大塚選手も健闘しましたが残り2周半〜3周辺りで共にDNFとなってしまいました。
今回は終わってしまったときも気持ちが切れるという事は無く、意識としてはハッキリと前を向いていたので
そこの点は良かったです。
でも足が完全に死んでました。
今までで、ここまで動かないという状態 ○| ̄|_・・・まで行ったのは昨シーズン以来です。
普段ならば気持ちで踏む事が出来るのですが最後は全くといって良いほど力が入りませんでした。
後から思えばハンガーノック気味であったことも要因の1つかもしれません。
昨年は行けたからと思っていたのが間違いでした。
高速レースにおいても補給食を普通に食べる事が出来ることというのは重要です。
いつものレースでは捕食を食べる習慣が無いので意識的に取っていかないといけないな〜と感じました。
降ろされて少し食べると動けるようになったので確実にハンガーノックだったのかも・・・?!
失敗は失敗なので次に繋げたいです。
今回はボトルの補給をスクアドラで走っている池田さんに手伝ってもらったので
補給に関しては大変安心して気兼ねなく走れました!
アリガトウ!!
次回のレースとなるといわきクリテリウムはキャンセルの予定で10月実業団のレースまで出ません。
そうなると10月は実業団のレースが富士山と飯田の2つのみ。
そこで実業団ロードシーズンが終わり事実上はロードシーズンが終了してしまいます。
急にポンとレース数が減ると間延びしてしまうというか、何か放り出されたような感じがしています。
しかし集中力を保って練習し、次に繋げれるようこれからも頑張っていきたいと思います。


秋山尚徳