第11回西日本チャレンジサイクルロードレース

3月19日、西日本チャレンジサイクルロードレースが広島中央森林公園サイクリングロードコースで行われました。

チームマサヒコミフネドットコムでは、笹井選手と秋山選手がA−E(登録者上級)クラス
大塚選手と南谷選手がA−Uクラス、長井選手がA−F(女子)クラス、そして今年より登録の臼井選手はB−E(未登録上級)クラスでの出場でした。
このコースは長い下りのアップダウンでいかに余力を残し最低標高地点からの3段で波状攻撃のようにやってくる坂で力を爆発させて1度目のふるい落とし。
最後ゴール手前500m辺りからとどめの坂が始まり集団のまま次の下りに備えないと一気に置いて行かれてしまい取り返しが付かなくなってしまいます。
集団にいながら各々の力を出せるところで前に出て行くようにペース配分を考えていないと例年のレースを見ても非常に体力を消耗する厳しいコースです。
まずはA−Uのレースがあり結果、大塚選手は21位、南谷選手は途中リタイアでした。
最後の集団ゴールでは頭を取っていましたが集団は第二集団に甘んじてしまいました。
大塚選手の体力的に考えるとまだまだこんなハズでは・・・という所でしょうか。
南谷選手は自分自身で「下りテクニックが全然及ばず余計な力を使ってしまった」と残念そうに振り返っていました。
続いて女子クラス長井選手が出場。
30人弱と男子クラスと比べるとやや少ない出走人数で2周回のレース。
1周目で上位3名に徐々に差を付けられる苦しい展開でしたが、最後は5位単独でフィニッシュ、完走も6人と非常に厳しいレースでした。
常はMTB女子エリ−トクラスの選手なのでMTBレースと違いロードレースではなかなか展開の掴み難い事だったと思います。
経験の少ないロードレースではありますがいい粘りを見せてました。
13時出走のA−Eは、1周目の下りからシーズン入りたてとは思えぬハイペースで展開。
足の揃ったメンバーのアイサン、シマノマトリックス、ミヤタ辺りが大集団を引っぱり3段坂に差し掛かる所ですでに足のある者無い者がはっきり分かれた。
いつもなら完走くらいはあるのだが不調の笹井は1周目で遅れ早々に戦線離脱。
残る秋山は先頭集団に届きそうで届かない位置の第二集団で粘りの展開。
シーズン入り前から某大学の合宿に自主参加するなどして積極的に練習に打ち込んでいる成果が出てきているように見られ集団の中でも調子良さそう。
しかし結局最後まで先頭集団は逃げ切りアイサンの西谷選手がトップを切ってゴール。
冬場から暑い国でステージレース等に参加している選手が今の調子なって現れている感じでした。
そして2〜30秒遅れての第二集団の中位辺りで秋山がゴール。
ピークをうまく調整して行けたら今シーズンのレースにつながる良い走りだったと思います。
エーリートの興奮冷めやらぬ中、臼井選手参加のB−Eがスタート。
1周目完了の所では臼井選手が先頭に付け、顔もまだまだ行けそうな余裕の表情。
これはイケると思ったが、2周目で一人先行して逃げるナショナルチャンピオンジャージをまとった選手が最終周回に入る。
それを追いかけ15秒ほど遅れて先頭集団通過しここでも臼井選手が先頭を引きトップを走る選手を追走。
最後まで結局その1人逃げが決まってしまうが、トップ集団を振り切り単独で追いかけた臼井選手が2位でゴール!
シーズンインから期待の持てる積極的な走りで実業団レースでも活躍してくれる事でしょう。
各々選手にはそれぞれの課題が見えていると思うので、しっかり調整しながら重要なレースを取りこぼす事のない様今年度も頑張っていきましょう。

笹井秀治